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2021.07.01

お知らせ

自然栽培綿とは?



私たちは、安心な生地といえば“オーガニック”という認識がありましたが、オーガニックを超える生地に出会うことができました。
それが、《自然栽培綿》です。

オーガニックコットンとは、主にアメリカで作られていて、3年以上化学肥料や農薬を使わず有機肥料を用いて栽培された綿のことで、第三者の認定機関で証明されたものです。
しかし、一度汚れた土壌は30年以上かけないと自然の状態にならないと言われています。
また一般的なオーガニックの製品でも微量の農薬は使われています。



自然栽培綿とは、過去一度も化学肥料や農薬を使ったことのない土壌で栽培された綿のことを言います。 
私たちが推奨する自然栽培綿は、中国の山東省で栽培しています。
農耕機械は一切使わず人力で作業し、一度も化学肥料や農薬を使わず自然の恵みだけで栽培しています。
中国での証明と日本での検査機関で残留農薬試験の検査を受けた素材です。

 ●自然栽培綿とオーガニックコットンの糸の違い 現在の糸の主流は、紡績糸で手紡ぎはわずかです。
・自然栽培綿 
自然栽培綿は、手紡ぎ糸です。
手で紡ぐことで油分がそのまま残るため、綿毛と油分が空気の層をつくり紫外線をカットする効果があります。
自然の力をそのまま利用することができるのです。手紡ぎ糸は弱いので時間をかけて織り上げます。
通常の織機の10倍の時間をかけて織ることで丈夫な生地になります。
一日に紡がれる糸は20g、生地に当てはめると1m位です。大変な労力で作られています。

 ・オーガニックコットン 
アメリカの綿農場では多くの奴隷の人が働いていました。
その当時は多くの収穫を得るために、過酷な労働を強いられてきました。
人権問題が起こり機械化されていくようになり、多くの化学肥料、農薬がまかれました。
環境問題がおきて、少しでも自然農法を行うべきだという運動が起きてきました。
そして、有機栽培で栽培した綿をオーガニックコットンと呼ぶようになりました。
他の綿と区別するために、任意団体の検査機関を作りオーガニック基準を設け基準以内の商品を認定し、オーガニックラベルを発行します。
オーガニックコットンの糸は紡績糸です。 紡績糸は、細くて丈夫です。
織り上がった時の生地の柔らかさはすばらしいのですが、最新の機械を使って糸にしていくので、綿の油分は失われてしまいます。
紡績をすることで綿本来が持つ力が最大限に生かされません。
オーガニック=自然栽培ではありません。 オーガニック=有機栽です。

オーガニックコットンは通常の綿に比べると、安心できる素材に間違いはないのですが、自然栽培綿はそのさらに上をいく安心できる素材なのです。

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